最前管理ファンによる「デスラビッツオンラインリモートライブ」レポ
こんにちは!デスラビッツの最前管理ファン(※1)です!
(※1)¥8,000のプレミア参加権を購入しZOOMで参加をしたファンのことが、某レポ記事にてこのようなド失礼な名称で記載された。
以前より開催が告知されていた、7/26(日)のワンマンライブ。
いったんは緩まったように思えたコロナ禍から一転、急速に不穏な雰囲気が漂い出したご時世の中、デスラビッツは「オンラインリモートライブ」という形態で新しいライブ形式を打ち出しました。
オンラインリモートライブの概要は以下の通り。
- 本来の会場「O-WEST」にておこなうライブをYoutubeLiveを通して無料配信
- 拍手や歓声音声を遠隔で会場に届けるリモートチアラーというシステムを採用
- 【レギュラー参加(¥5,000)】の場合、上記(1)(2)に加えて自身の顔写真またはイラストとメッセージを出力したA2パネルを客席に設置
- 上記A2パネルと希望メンバーの2ショット写真データとチェキ写真の送付
- 上記A2パネルに音感LEDライトを設置
- 【プレミア参加(¥8,000)】の場合、上記すべてに加えてZOOMでのライブ本編・打ち上げにリモート参加
最高額のチケットで¥8,000、このご時世では高いのか安いのか図りかねる価格設定ですが、わたしは知らない間に整理番号1番のプレミア参加権を手にしていました。もしかしたら最前管理ファン中の最前管理ファンなのかもしれません。
ライブ前のZOOM打ち合わせから打ち上げまでしっかりと参加した最前管理ファンのわたしが、泥酔の最中で覚えている限りのレポートを簡単に残していきたいと思います。
- あわや大喜利合戦?A2パネルデータの提出
- 突然の指令「紙とペンを用意してください」
- ZOOMによる事前打ち合わせ
- いよいよライブ本編!3端末を駆使して楽しもう
- 鳴り響くコール!ファンの歓声を使った演出
- ZOOM参加者による楽曲リクエスト
- 大人数ZOOMでのリモート打ち上げ
- ZOOMによる打ち上げやライブ参加を経てみて
- 新しいライブのかたち、挑戦するという心意気
あわや大喜利合戦?A2パネルデータの提出
レギュラー参加・プレミア参加ともに必要だったのが、事前にA2パネルを提出するということ。
どのようなデータを提出すればいいのかは、前もって公式よりアナウンスがありました。
バストアップの顔写真(イラストでも可)と、メンバーに向けた応援メッセージを添えてほしいとのリクエスト。
ファンが試行錯誤しているのが垣間見えるなか、わたしが提出したデータは以下のようなものでした。
お察しの通り、データ作成・送信している時間は酒に酔っていました。
「わざわざ写真を何度も撮り直したりスケッチブックを用意したりと、前準備がちょっと面倒くさいなあ」という気持ちと、「真面目路線で行くかネタで行くか迷うなあ」という気持ちがないまぜで、正直全体的に「ちょっと‥面倒だな‥」と思っていたA2パネル。
ちょうど転職期間中で証明写真のデータがあったわたしは、その日遊んだ友人と「これでいいと思う?」「いんじゃね?」という悪乗りをかまし、かつ下手に全員がデザイン畑の人間であるが故に「どうやったら選挙ポスターっぽくなると思う?」という遊びに発展し、最終的にできあがったのが上記のようなデータです。
当日ライブ配信に映り込んだ他の方のデータを確認すると、ネタ2割真面目8割といったところだったのではないかと思います。
突然の指令「紙とペンを用意してください」
前日のリマインドメールにて、プレミア参加者はライブ本編中に紙とペンを使った演出があるので事前に用意してほしいという旨の連絡が入りました。
「前日に言うんかい!」というツッコミをぐっと飲みこんで(はいませんでしたが)、スケッチブックとペンを用意。
直前に連絡があるほどギリギリまで策を練っていたんだな、という感心とともに、我々は一体何をさせられるのかという一抹の不安も芽生えました。
ZOOMによる事前打ち合わせ
ライブ本編スタートは18:30、打ち合わせスタートは17:15。1時間以上もどんな説明を受けるのだろう‥と思いながら、まずはスタッフさんによる口頭説明。
本編中はミュートなどの設定をスタッフ側でおこなうことや、MC中にプレミア参加者の姿が映し出されることなどが説明されました。
一通り説明を受けたあと、本番前のメンバーとの軽い交流タイムへ。名前を呼ばれたりよくわからないZOOM機能の説明を直接受けたりと、ほのぼのとした時間が流れていました。
しかしそのあと30分以上はまさかの放置(という名のファン交流会)。
わたしはミュートのまま、他のファンとスケッチブックに書いた文章での文通(?)で交流を楽しんだり、お酒を飲んだり、煙草を吸ったり、お酒を飲んだりして過ごしていました。
いよいよライブ本編!3端末を駆使して楽しもう
そして18:30になり、時間が押すことなくオンタイムでライブ本編がスタートしました。
これは素晴らしいですね!オンタイムでライブが始まるのは素晴らしいことです。
本編については、いつまでかはわかりませんが期間限定でアーカイブが残っているので、もしよろしければご覧になってください。
オンラインリモートライブ from Shibuya O-WEST
ライブ本編中のわたしの視聴環境は、
- YoutubeLiveを観るためのノートPC(トチ狂って購入)
- ZOOMに参加するためのノートPC(いつもオンライン飲みで使っているもの)
- リモートチアラーを使用するためのiPhone(機種変更が苦手なので未だ6S)
の3端末を整備。
上記に加えてビールとレモンサワーなどを適量と煙草という、完全に「リモート配信を全力で楽しむ」スタンスで臨みました。
わたしは普段ライブ会場で、前方で振りコピをしたりコールをしたりと割とアクティブな楽しみ方をしがちなので、今回は「スポーツ観戦をするような気持ち」を強めに持って観てみようという魂胆です。
セットリストは比較的新しめの曲(「卒業少女~未来絵~」など)から始まり、比較的初期の曲が多めかな? と感じはするもののバランスの良い内容でした。
鳴り響くコール!ファンの歓声を使った演出
本編が始まってまず驚いたのは、実際のライブでファンがあげる歓声やコールが会場に鳴り響いているということ。
まるで実際に自分たちが会場にいるかのような‥というのはだいぶ大仰ですが、配信ライブにありがちな変な空虚感はかなり軽減されていたように思います。正直ちょっと感動しました。
ただVJとしてメンバーの後ろに映る「Oi!Oi!」は、チラチラと視界に入るたびに面白く思えて笑ってしまいました。
オタクのコールは文字化するもんじゃあないんですよね。間抜けすぎる‥。ダサいのが良しとされるものを変にスマートにしようとすると、妙に不格好になってしまう気がします。
ZOOM参加者による楽曲リクエスト
事前説明では「紙とペンを使って文字を書く演出がある」としか言われておらず、突然リクエストタイムです! と言われて少し焦りました。
ですが、実は公式HPの概要にも「ライブ本編でのMC・リクエストコーナー(予定)にZOOMにて参加」と記載があったんですよね。完全に見逃していました。オタクというものは、「概要を把握しておらずよくわからないけれど、とりあえず一番高いチケットを買う」という悪癖があります。
とにかく突然のことで頭が真っ白になった酔いどれのわたしは、何も考えることなく自身の推し曲である「怪獣ANPONTAN」をチョイス。(この曲に関しては記事を作成するまであります)
多数決の結果、表が割れつつも未発表曲である「うさぎのダンス」に決定しました。主催ライブでしか演らない、という謎の縛り付きであるこの曲は、ファン投票系のセトリだと必ずランクインする、キャッチ—さとハードさが同居する人気曲です。
この曲についても好きポイントがたくさんあって、語りだすと記事のボリュームマシマシになってしまうためまた今度。
このリスエスト企画はマジのガチだったので、とっさに対応できるデスラビッツに感服ですね。うさぎのダンスはやっぱり楽しいので、遭遇すると嬉しい気持ちになります。
そしてそのあと!
怪獣ANPONTANといえば、ゲーム音楽みのあるイントロに乗る夏鈴の少し間の抜けた「怪獣、アン、ポン、タン」という最高にかっこいいコールが魅力のひとつなのですが、今回はまさかの全曲「うちゅちゅ」の夏鈴台詞から始まるというサプライズが待っていました。
その瞬間わたしはパニック。「えっ?! あっ!? えっ!? ヤッター!!」とZOOMに映っていることも忘れて両手を挙げて叫ぶ始末でした。(本編には映っていないです)
さらにメドレーでこちらも未発表ながら絶大な人気を誇る、夏鈴・部長のユニット曲「Don't think,Feel!」が続いてなおさらパニック。画面に食いつきながら「すごい! え! すごい! え?!」と大声をあげていました。
そしてデスラビのメドレー史上初、同じ曲に戻ってくる(怪獣ANPONTAN→Don't think,Feel!→怪獣ANPONTAN)構成に、もう恐慌状態でした。これ、現場で目の当たりにしていたら一口サイズのゲロを吐いていたレベルです。
アルコール摂取量が普段のライブの10倍くらいなのに加えて、初めから「観戦」のようなスタンスで臨んでいたので、もう自室がスポーツバーです。"まるで現場にいるかのように‥"みたいな枕詞を無視してしまってごめんなさい、スポーツバーです。
現場ではありえないような、ほとんどのシーンでメンバーから自分(画面)に向けたレスがくるという環境は、通常のライブDVDだとないものなので新鮮で楽しかったです。
1曲目の「卒業少女~未来絵~」で愛実のレスがめちゃくちゃ可愛くて、なんだかとってもアイドルみたいだ‥! と改めて自分の推しがアイドルであることを再認識しました。下手に何年もちょっと近めの距離にいると、その辺りがどうしても麻痺してくるんですよね。
ライブ本編の感想としては概ね満足度が高かったです。最近のデスラビの配信ライブだと、そりゃあ当然ですがいちばんよかったです。
リモート配信であることにめげず、それでもなんとかリモート配信"だからこそ"を精一杯見つけ出そうとしたんだなあ、という姿勢が伺えるような内容でした。
アーカイブ、消されないうちに観るのが吉です。最近のデスラビッツ公式チャンネル、やたらめったら消しちゃうので‥。
大人数ZOOMでのリモート打ち上げ
ライブ終了からどれくらい経ったのか、ZOOMでのリモート打ち上げが始まりました。
これがもう、オブラートをビリビリと破り捨てたうえで率直に言うとカオス。20名以上のZOOMはもうね、カオスなんですよ。
"管理者によるミュートが云々"により感想を求められても喋られないファン、逆に生活音垂れ流し状態のファンなど、まさしくライブ感のある打ち上げではありました。
言うなればメンバー(4人)×ファン(20名強)の合コンのような雰囲気。メンバーに「〇〇さん! 楽しかった?」のように一人ひとりコメントを求められるような進行は、メンバーに対するアピールタイムのようだな、と他の人のコメントをぼうっと聞きながら考えていました。
そしてメンバーが抜けてお開きになったあとは、スタッフさんが気を利かせZOOMミーティングルームを10数分程度長く残してくれていたようで、ファン同士の交流もおこなわれていたみたいです。(わたしはミュート設定が解除できず離脱)
ZOOMによる打ち上げやライブ参加を経てみて
結果、打ち上げの進行はもうちょっとやりようがあったのかもしれないな‥と思いながらでした。
特にミュートの設定はこちらではコントロールできない部分でしたが、「どのタイミングでミュートにするか」などがちゃんと設定されていなかったのかな‥?
他の人が感想を話している時にわたしの音が何かしら入ってしまうと邪魔になるかな、と考えて自主的にミュートにするとスタッフさん側からミュート解除を求められ(そういうメッセージが届く)、一瞬ミュートを解除しすぐにまたミュートにする‥といった攻防が何度かおこなわれていました。あれってみんなどうしていたんでしょうか‥。
またライブ配信中、1端末でYoutubeLIVE、もう1端末でZOOMという使い方をしていたのですが、YoutubeLIVEとZOOMのライブ映像はかなりのタイムラグがあり、どちらもつけたままでいると音酔いをしてしまうという状態に。
わたしは三半規管がかなり弱いので途中結構なダメージを受けてしまい、最終的にはYoutubeLIVEをイヤホンで聞き、MCっぽいタイミングになったら外してZOOMのライブ配信を観る、という使い分けをすることでなんとかやりすごしました。
事前説明でもラグについては軽く触れられてはいましたが、MCを除いた本編中はZOOM側の音声をミュートする、といった対応をしてくれたら快適度も上がったのかな、と思います。
もし次回も同様の形式を採用するのであれば、その辺りがケアされていると嬉しいなあという次第です。
新しいライブのかたち、挑戦するという心意気
ひとりのオタクとして、このコロナ禍は配信過多でお腹いっぱいなのが正直なところです。
配信というかたちでコンテンツを提供してくれるのは嬉しいし楽しいことは楽しいのですが、やっぱり「また配信やるのか‥」と飽きにも近い感情を抱いてしまうのも本音。
そんななかでデスラビッツが打ち出した「ZOOMでの参加」「リモートチアラー」などの挑戦は、マンネリ化しつつある配信に新鮮さを加えてくれました。
わたしはどうしてもうがった見方をしてしまうタイプの最前管理ファンなので、実際のところ「デスラビッツに興味があるけれど‥」「無料なら観てみるか‥」という方々がどのような受け取り方をしたのかはわかりません。ですが、SNSでのリアクションを見る限りはとても好評だったのではないでしょうか。
ただこれが恐ろしいことにですね、とてもいいライブ配信をするデスラビッツというグループは、実際のライブだとさらに2倍も3倍も跳ねたライブをしてしまうんですよ‥。恐ろしいですね。
もし配信ライブで「デスラビッツって、いいなあ」と思った方は、実際のライブに足を運んだ時におしっこを漏らしちゃうくらい楽しめるであろうことを勝手に約束します。
デスラビッツはどこまでいっても「何にも気にせず現場来いや」なんですよね。早く何にも気にせず現場に行ける世の中になることを祈るばかりです。